自然界は”完璧に”、
その仕組みが成り立っている。
なにが”完璧”かって、
「つながり」の仕組みが。
大気中の水蒸気が飽和して
地表面に降り、地中を通り抜けて
染み出した水が、川となり海へとたどり
そしてまた水蒸気となり昇っていく。
また、
自然界のつながりを表現した、この詩。
『 花 も
めしべと おしべが揃っているだけでは
不 充 分で
虫や 風が訪れて
めしべと おしべを仲立ちする。』
(吉野 弘さんの詩 『生命は』 )
私たち、人も
それぞれは「完璧な未完」。
他者の存在から力を借りて
「完結」へと向かう。